jfUNUレクチャーシリーズ 3 資源としての生物多様性

井村秀文 編

「遺伝資源としての生物多様性」をさまざまな角度から論じており、生物の多様性をはじめとした地球の生態から人類が学ぶことの広さおよび深さを知らされる。 (2010.8.10)

定価 (本体1,400円 + 税)

ISBN978-4-87791-211-6 C1032 184頁

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著者紹介

濵口道成(HAMAGUCHI, Michinari) 名古屋大学総長
1975年3月 名古屋大学医学部医学科卒業、1980年3月 名古屋大学大学院医学研究科博士課程修了。その後、大垣市民病院、名古屋大学医学部付属癌研究施設、米国ロックフェラー大学分子腫瘍学講座研究員、名古屋大学アイソトープ総合センター分館長、名古屋大学大学院医学系研究科附属病態制御研究施設、名古屋大学大学院医学系研究科附属神経疾患・腫瘍分子医学研究センター、名古屋大学大学院医学系研究科副研究科長、名古屋大学大学院医学系研究科長、などを経て、2009年4月より現職。その他、2007年4月より、愛知県医療審議会委員長。
専門分野: 腫瘍生物学、腫瘍生化学、細胞生物学
吉川弘之(YOSHIKAWA, Hiroyuki) 公益財団法人国連大学協力会理事長
東京大学工学部卒業。工学博士。設計学、ロボット工学、信頼性工学を専門とする。東京大学名誉教授。東京大学総長、日本学術会議会長、日本学術振興会会長、産業技術総合研究所理事長等を経て、2009年、独立行政法人科学技術振興機構研究開発戦略センター長に就任。総合科学技術会議議員、国家産業技術戦略検討会座長、国際科学会議会長、国際科学技術財団理事長を歴任するなど、工学、産業、教育、学術行政に関する分野で要職を歴任。2000年より現職。
受賞・受章歴: 日本国際賞(1997年)受賞。レジオン・ドヌール勲章オフィシエ(2000年)および瑞宝大綬章(2008年)受章。
武内和彦(TAKEUCHI, Kazuhiko) 国連大学副学長
東京大学理学部卒業。同大学院農学系研究科修士課程修了。東京大学農学部助教授、同アジア生物資源環境研究センター教授などを経て、現在は東京大学大学院農学生命科学研究科生圏システム学専攻緑地創成学分野教授。東京大学サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S)副機構長、国際連合大学副学長を併任。2009年1月から国連大学に新たに設立されたサステイナビリティと平和研究所(UNU-ISP)の所長を務める。
専門分野: 緑地環境学、ランドスケープエコロジー、サステイナビリティ学
受賞歴: 日本都市計画学会賞石川賞、農村計画学会賞、日本造園学会賞
サム・ジョンストン(JOHNSTON, Sam) 国連大学高等研究所上級研究員
オーストラリア出身。化学および法律の学位を取得。ソシエテ・ジェネラル・オーストラリアのリーガル・マネージャー、ケンブリッジ大学土地経済学部研究員などを経て1996年から2004年まで生物多様性条約事務局にて、SBSTTA 第2回会議の書記官、Implementation and Communication 次長代理、Financial Resources and Instruments のリーガル・オフィサーおよびプログラム・オフィサー代理などを経て、国連総会、WTO 閣僚会議、地球環境ファシリティー参加国会合など、広範囲にわたる外交および学術会議において、生物多様性条約事務局の代表を務める。2002年より国連大学高等研究所上級研究員として主に高等研究所所長に対する研究優先事項に関する戦略的ガイダンスの提供、新しい研究活動の開発、資金調達活動の支援業務を担当。
専門分野: 国際環境法、国際宇宙のガバナンスおよびバイオテクノロジーの国際規制
渡辺芳人(WATANABE, Yoshihito) 名古屋大学副総長
東北大学理学部化学科卒業。筑波大学大学院化学研究科博士課程修了。米国ミシガン大学、米国プリンストン大学、慶応大学、通産省工業技術院・化学技術研究所、京都大学工学部助教授、岡崎国立共同研究機構・分子科学研究所、などを経て、2001年4月より名古屋大学大学院理学研究科教授。専門は、複合領域、生物化学、生物有機化学、理学、化学、無機化学。また、日本化学会・生体関連部会幹事(1997–2005)、日本化学会・生体関連部会副部会長(2005)、国際生物無機化学会・国際評議員(2001–)
井村秀文(IMURA, Hidefumi) 名古屋大学大学院環境学研究科都市環境学専攻教授
環境システム工学、環境資源経済分析、環境政策、中国の環境問題等を専門とし、東アジア地域における経済発展と環境問題に関する比較研究、地球環境問題をめぐる市民・企業の意識と行動に関する研究に携わる。また、名古屋大学では、平成20年度に採択された文部科学省科学技術振興調整費・国際環境人材育成拠点形成のプログラム・リーダーとして環境学の国際的な教育プログラム開発に取り組む。
受賞歴: 環境科学会学会賞(2009年「アジアにおける経済発展と環境問題の研究と環境科学会の発展への貢献」)、国際開発学会優秀賞(2006年 Environmental Policy in Japan)、環境科学会学術賞(2000年「都市の資源・エネルギー消費と環境負荷に関する研究」)、土木学会論文賞(1999年「社会資本整備に係る LCA 手法の開発と適用」)、IPCC 第三次報告書第 III ワーキンググループ・リード・オーサー(1997–2000)
渡邊幹彦(WATANABE, Mikihiko) 名古屋大学国際環境人材育成プログラム特任教授
専門は生物多様性保全。特に、生物遺伝資源へのアクセスと利益配分の問題、生物多様性におけるインターナショナル・レジームの効率性の問題、環境・資源の経済価値評価、生物多様性と気候変動のインターリンケージについての研究に携わる。また、2007年10月から2008年5月まで、経済産業省「生物資源アクセスと利益配分」タスクフォース委員、生物多様性条約締約国会議への日本政府派遣団員を務める。
戸丸信弘(TOMARU, Nobuhiro) 名古屋大学大学院生命農学研究科教授
森林遺伝学、集団遺伝学、分子生態学の分野において、特に、森林樹木の遺伝的変異と地理的分化、樹木集団の繁殖システム、森林樹木の保全生物学が専門。
受賞歴: 林木育種賞(2009年)
武田 穣(TAKEDA, Yutaka) 名古屋大学産学官連携推進本部連携推進部長・教授
専門は、産学連携、国際協力、分子遺伝学。知的財産高等裁判所専門委員や経済産業省「生物資源アクセスと利益配分」タスクフォース委員など多数の公的委員も務める。
加藤正嗣(KATO, Masashi) 名古屋市環境局顧問、生物多様性条約第10回締約国会議支援実行委員会事務局総括参与
都市環境政策、特に、廃棄物・水循環・生物多様性・低炭素都市の四課題の統合、環境政策と都市計画(土地利用計画、交通計画)の統合、さらに、第3次および第4次名古屋市一般廃棄物処理基本計画(2002、2007)、水の環復活2050名古屋戦略(2009)に取り組む。
また、現在は、生物多様性条約COP10と同時に開催される国際自治体会議の準備、低炭素都市2050名古屋戦略(策定中)や生物多様性なごや戦略(策定中)に取り組み、名古屋市の環境政策の基本戦略策定を推進。

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