中国文明圏、インド文明圏、西アジア文明圏相互の美術の様式の史的影響関係に注目する。仏教文化を基盤とした美術を中心に、インド以東の美術の史的変容を追跡する。口絵26枚、挿図468枚、美術史年表18頁は本書を特色づけている。 (1989.7)
サンフランシスコ滞在中に知った民法学者の現代アメリカ見聞録。アメリカ犯罪事情、アメリカ社会は鍵社会、「ライオンを劇場に連れてきてはならない」、利用料の高い救急車、アメリカ離婚事情、現代版「刀狩り」などを紹介。 (1992.12)
昭和初期の空港線を中心に京浜急行沿線の情景が語られる。かつてあった風景、風俗が消えてゆくのを歴史の必然として顧みないということは、その変貌の過程を生きた者にとって怠慢と自戒する著者が、昭和の風景を再現する。 (1993.2)
第2次大戦末期、ベルリンを中心とする地域の子供たちも、遠く外国にまで学童疎開を余儀なくされた。その多くが終戦間近の混乱の中、引率者ともはぐれ、自分たちだけの力で故郷を目指さなければならない状況に追い込まれた。 (1995.6)
国連本部事務局を始めとする国際機関の正規職員・経験者からの率直なメッセージから国際公務員を目指す方々は多くの示唆を得られる。共通一般試験例題、行政職、人権職を始めとした論文試験例題は大いに参考になる。 (2005.11)
戦後日本の「敗因の自覚」から「再建の理念」を、国民一人ひとりの人間的自覚の覚醒をよびかけつつ、政治・経済・文化を軸に体系的に分析し、透徹した眦を以て「文化的世界」を展望し、武装なき平和国家を提起する。 (2005.12)
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