アジア環太平洋研究叢書 4 アジア太平洋戦争と収容所 重慶政権下の被収容者の証言と国際救済機関の記録から

貴志俊彦
書影『アジア太平洋戦争と収容所』

20世紀のアジア太平洋戦争と収容所をテーマとする。戦時下中国奥地に成立した重慶政権による捕虜政策の推進者、日本人、ドイツ人、イタリア人を含む被収容者、国際救済機関の動向を検証し、人間の命と尊厳を21世紀の今日考究する。(2021.2.28)

定価 (本体3,500円 + 税)

ISBN978-4-87791-308-3 C3031 261頁

目次

    • はじめに: 閉塞感が漂う時代に対峙して
    • 凡例
    • *地図「重慶政権下の収容所分布図(1940年代前半)」
    • *本書読み取り表 「各収容所に関する本書の論述箇所」
    • 序論 対象と視角/意義と方法/基礎資料
      • コラム1 WPA(YMCA国際戦俘福利会)
      • コラム2 ICRC(赤十字国際委員会)
  • 第I部 戦時中国における日本人捕虜
    • 第1章 日中戦争前期における日本人捕虜収容所の概況(1937-1941)
      • 1 軍政部の収容所と試行錯誤の捕虜教育
        • (1)第一捕虜収容所(宝鶏)の「覚醒」教育
        • (2)第二捕虜収容所(常徳)の感化教育の挫折
        • (3)第二捕虜収容所重慶分所に成立した反戦同盟準備会
        • (4)第三捕虜収容所(桂林)の「更生学園」への反発
        • (5)情報収集の場であった空軍捕虜収容所(成都)
      • 2 「在華日本人民反戦革命同盟」の成立から解散へ
    • 第2章 アジア太平洋戦争勃発による日本人捕虜の境遇の変化(1941-1944)
      • 1 第二捕虜収容所(鎮遠)内部の矛盾
        • (1) 訓練班、研究班、新生班の成立
        • (2) 前舎と後舎の対立
        • (3) 所長の不正発覚
        • (4) 鎮遠から重慶への移転
      • 2 軍政部捕虜集中営(重慶)をめぐる思惑
        • (1) 軍政部のねらい
        • (2) 抑留された捕虜、敵国人とは?
  • 第II部 国際的な救済活動: YMCA国際戦俘福利会(WPA)と赤十字国際委員会(ICRC)
    • 第3章 中央アジアを超えたヨーロッパ系被収容者の証言(1937-1941)
      • 1 ベンツ、YMCAのWPA事業に参画
      • 2 1930年代末中国西北部で起こった逮捕劇
        • (1) ドイツ系移民の事例
        • (2) ポーランド人移民の事例
        • (3) ロシア人移民の事例
      • 3 逮捕劇の背景にあったソ連の影響
    • 第4章 ベンツによるWPAの救済事業記録I(1943)
      • 1 初めての敵国人収容所訪問
        • (1) 第一敵国人収容所(北碚)におけるドイツ人の内紛
        • (2) 第三敵国人収容所(陽朔)に集められたドイツ人司祭
      • 2 次に戦争捕虜収容所へ
        • (1) 空軍捕虜収容所における日本兵との遭遇
        • (2) 宝鶏の収容所における和平村モデルの導入
        • (3) 女性もいた洛陽の臨時捕虜収容所
      • 3 続いて宣教師たちの布教指定区へ
        • (1) 河南省のドイツ人、イタリア人宣教師たち
        • (2) 福音派の牧師とカトリックの司祭との共働
      • 4 疲労と病で倒れたベンツ
        • (1) 老河口集中営に辿り着く
        • (2) 体調不良のなか安康・漢中の集中営へ
        • (3) 宝鶏の日本人捕虜への布教
        • (4) 朝鮮人捕虜たちの気持ち
    • 第5章 ベンツによるWPAの救済事業記録II(1944)
      • 1 甘粛省の収容施設に集められたドイツ系コミュニティ
      • 2 重慶の軍政部捕虜集中営の改革
      • 3 第二捕虜収容所でも立ち上げられた聖書教室
      • 4 雲南と重慶のドイツ人たちを見て
    • 第6章 センによるICRC救済事業記録(1943-1945)
      • 1 初年度の活動報告書から(1943)
        • (1) 第二捕虜収容所のずさんな管理体制 150
        • (2) 軍政部捕虜集中営を捕虜施設の中核に
      • 2 2年目の活動報告書から(1944)
        • (1) センのスパイ疑惑
        • (2) 欠乏する医薬品
        • (3) 健康被害なき第一捕虜収容所
        • (4)拠点となった軍政部捕虜集中営
      • 3 センによる最後の報告書(1945)
  • 第III部 アジア太平洋戦争後の捕虜たちの処遇
    • 第7章 「終戦」直前の捕虜たちの姿(1945)
      • 1 重慶にいた日本人捕虜の立場の変化
        • (1) 疲労困憊する捕虜たち
        • (2) 第二捕虜収容所にいる捕虜像
        • (3) 軍政部捕虜集中営にいる捕虜像
      • 2 日本人捕虜も聞いた「日本降伏」のニュース
    • 第8章 「終戦」直後の状況の変化(1945-1947)
      • 1 追いつめられる日本人捕虜
        • (1) 国民党中央宣伝部「対日文化工作委員会」の成立
        • (2) 1945年夏の日本人捕虜
      • 2 国民党イデオロギーの強化
        • (1) 悪化する第二捕虜収容所の待遇
        • (2) 捕虜の再組織か?帰国か?
      • 3 解放されない人びと
      • 4 戦後に続く捕虜政策
      • コラム3 UCR(米国援華聯合会)
      • コラム4 FAUチャイナコンボイ(1941-1946)
    • 結論: 本書の成果と課題
      • 1 国際法に準拠する人道的措置の対象とは?
      • 2 収容されなかった人びとの存在
      • 3 「敵僑」=「捕虜」か?
      • 4 「異邦人」としてのベンツ、センの存在
    • あとがき
    • 付表
      • 表1 各省における敵国籍宣教師指定布教地点一覧表(1943年6月)
      • 表2 中国各省の敵国人・敵国籍宣教師たちの状況(ドイツ人、イタリア人)(1943年1月1日)
      • 表3 「敵国人」人名簿1~7
        • 人名簿1 戦時亡命者(甘粛省蘭州、1944年1月)
        • 人名簿2 新疆の外国人(1944年1月)
        • 人名簿3 第一敵国人収容所(四川省北碚、1943年2月)
        • 人名簿4 第三敵国人収容所(広西省陽朔、1943年3月)
        • 人名簿5 集中営1号のイタリア人宣教師(河南省内郷、1943年1月)
        • 人名簿6 集中営2号のドイツ人宣教師(河南省内郷、1944年1月)
        • 人名簿7 集中営のイタリア人宣教師(河南省淅川、1943年1月)
      • 表4 略年表(1937-1947)
    • 索引(人名、地名、事項名)/略語一覧 A-Z
    • 著者紹介

著者紹介

貴志俊彦(Toshihiko KISHI)

所属:
京都大学東南アジア地域研究研究所教授。日本学術会議連携会員、日本学術システム研究センター主任研究員、公益財団法人東洋文庫客員研究員を兼務。
研究分野:
20世紀東アジア史、東アジア地域研究、表象・メディア研究など。
主要業績:
  • 『視覚台湾:日本朝日新聞社報導影像選輯』鍾淑敏と共編著(台北:中央研究院台湾史研究所、2021年)。
  • 『よみがえる 沖縄 米国施政権下のテレビ映像―琉球列島米国民政府(USCAR)の時代』論考編・DVD編、泉水英計・名嘉山リサと-共編著(不二出版、2020年)。
  • 『京都大学人文科学研究所所蔵 華北交通写真資料集成』全2巻(論考編・写真編)、白山眞理と共編著(国書刊行会、2016年)。
  • 『増補改訂 戦争・ラジオ・記憶』川島真・孫安石と共編著(勉誠出版、2015年)。
  • 『日中間海底ケーブルの戦後史―国交正常化と通信の再生』単著(吉川弘文館、2015年)。
  • 『東アジア流行歌アワー―越境する音 交錯する音楽人』単著(岩波書店、2013年)。
  • 『近代アジアの自画像と他者―地域社会と「外国人」問題』編著(京都大学学術出版会、2011年)。
  • 『満洲国のビジュアル・メディア―ポスター・絵はがき・切手』単著(吉川弘文館、2010年)。
  • 『模索する近代日中関係―対話と競存の時代』谷垣真理子・深町英夫と共編著(東京大学出版会、2009年)
  • 『文化冷戦の時代――アメリカとアジア』土屋由香と共編著(国際書院、2009年。中文版、台北: 稲郷出版社、2012年。韓国語版、Seoul: Somyong Publishing、2012)。
  • ほか多数。

まえがき

はじめに: 閉塞感が漂う時代に対峙して

2020年は、世界規模で起こったコロナ禍により、人や社会と乖離する空間で「日常生活」を強いられた、きわめて特異な年であった。この異常な状態は、今年も続いている。オンラインの利用は増えたが、心身が封印されるように感じられた方もいるに違いない。こうした閉塞感が漂う、先行きの見えない時代に直面して、20世紀において最も不自由さを伴った時代の、ミクロな閉塞空間である収容所に焦点をあて、これまでの研究成果をまとめることを思い立った。近年、世界各地で起きている出来事に鑑みて、自由とは何か、自由を束縛されることで後世にどのような影響が生じるのか、こうしたことを考えるべき時代であるとの思いを抱きつづけていたこともある。

21世紀であれ、戦争と革命の時代といわれた20世紀であれ、人びとの自由が損なわれる状況が稀であったわけではない。地球規模で見渡せば、過去も現在も、自由と尊厳の争奪戦は激しいものがある。しかし、そのもっとも典型的な悲劇が、戦争という時代におこったのではなかったか。

本書は、「アジア太平洋戦争と収容所」をテーマとし、捕虜政策の推進者や収容所の管理者、捕虜や敵国人などの被収容者、前者の動向を観察し後者の救済に携わる国際機関の人びと、これら三者の動向や関係を中心に検証するほか、一般の収容施設に入れられた移民の問題にも触れる。

20世紀のさまざまな戦争が起こした蛮行を今一度振り返り、人間の命や尊厳、なにより自由を奪いとるイデオロギー中心の時代を顧みて、21世紀に登場した新しい冷戦下においても、時代を生き抜く知恵と感性、そして技術を磨き、自らの人間性を高めるべきではないだろうか。閉塞感漂う時代であるがゆえに、本書を通じて、20世紀の歴史が示す教訓をあらためて学びとってほしいと願っている。

アジア環太平洋研究叢書シリーズの刊行にあたって

ベルリンの壁の崩壊から30年あまりが経つ今日、世界全体としても、またその様々な地域においても、20世紀後半に形成された秩序や状態は激しく動揺している。

現時点において、世界レベルで覇を競い合う能力を有するアメリカ合衆国と中国との間に、大国間の戦争を回避するという世界秩序にとって最低限の了解が成立しているか否かについて、我々は確証を持てる状態にはない。また、国家と社会のレベルでも、前世紀の間に追求され限界に達した福祉国家型の社会経済発展モデルに代わる新たなモデルや理念を構想することに成功していない。福祉国家型のモデルの代替として、市場経済原理を徹底させる新自由主義(ネオリベラリズム)経済路線の導入が世界各地に広まった。しかし、市場原理の貫徹のみを追求すれば、一握りの「勝者」と多数の「敗者」が生まれ、格差や貧困層の拡大と中間層の凋落といった事態が引き起こされることが明らかとなった。

そうした中で、20世紀の終わりに世界の隅々にまで行き渡るかに見えた自由民主主義の原理に基づく政治の枠組みをめぐって、第二次世界大戦後にそれが定着した西ヨーロッパやアメリカ合衆国など先進諸国を含め、そのあり方が問われる現象が発生している。その枠組み自体が毀損する例も観察される。こうして、世界と地域、国家と社会、いずれのレベルでも縦、横に入った亀裂が深まり、既存の秩序やあり方が融解する現象が共時的かつ共振的に起きている。しかもそれは、政治、経済、社会の位相に跨って進行している。

我が国が位置する東アジアは、そうした世界の状況が最も先鋭的に現れている地域であり、中東などとならんで、いまや「世界の火薬庫」と化しつつある。アジアはもともと、国際秩序の制度化の面でヨーロッパのレベルには達しなかった。ヨーロッパでは、大国を中心とする階層構造が現実政治の世界では形成されたものの、17世紀以降、平等な主権を規範とする諸国の間での対等な関係が原則とされ、水平的な関係性に基盤をおく慣行を蓄積するという意味での制度化が進んだ。これに対し、アジアでは、大国中国を頂点とする垂直的な朝貢関係が19世紀まで存続したが、19世紀の帝国主義時代に、ヨーロッパやアメリカ合衆国の列強の介入により崩壊した。その後は、二つの世界大戦をへて、20世紀後半に、東西冷戦の下での暫定的な均衡状態が生まれ、維持された。東西冷戦の終焉とその後の展開は、その暫定的な均衡状態を形成、維持した条件に大幅な変更を加えることになり、情勢があらためて加速的に流動化した。

前世紀に展開した世界は、ヨーロッパに起源を持ち、その後アメリカ合衆国を含む世界大へと拡大した近代化の過程で構築された。その世界では、ヨーロッパやアメリカ合衆国が「文明圏」を形成し、その領域以外は混沌とした「野蛮な領域」として認識された。そして、前者を頂点とする一元的な原理に基づく秩序化が志向されてきた。20世紀の最後には、アメリカ合衆国による「一極支配」の下で、市場経済と自由民主主義が支配的となる世界の方向性が演出された。中長期的な傾向にはならなかったそうした状況は、近代以降のヨーロッパを発信源とする歴史動態の究極的な現れだったのかもしれない。

そして、それが潰えた現在、一元的近代化の過程は終結し、一定の領域に影響力を有する複数の権威の中心が併存する世界へと再編される可能性が出てきている。それは世界が多元・多層を基本的な特徴とする柔構造を備えた共存空間となる可能性である。国家や社会についても、20世紀までのような一元性ではなく、多元あるいは多層が基本となる。統治や資源配分、社会、帰属意識など人間による諸活動がゆるやかに全体を構成しつつも中心となる機能は分節的な形で実効性が確保され、同時に機能の範囲に応じて多層的な構造を形作るといったイメージである。世界、国家、社会の各レベルにおいて、多元・多層を基本とする複合的な磁場が形成されることが考えられる。

いずれにしても、現時点では、今後の世界秩序の具体的な方向性やあり方について、何らかの確信に基づいて多くを語ることは困難である。拙速に陥ることなく、しかし悠長な時間の余裕はないことも念頭に置きつつ、我々は学問的探究を進める中で、21世紀世界の新秩序を構想していかなければならない。構想にむけては、世界レベルで覇権をめぐって争う能力を持つ大国の関係ならびにそれ以外の国々の発展と国際舞台での行動のあり方という二つの次元が複雑に絡み合って織り成される実践現場での多様な日常的営為を、注意深く、いわば鳥の目・人の目・虫の目をもって多角的に観察する必要があろう。そして、そこで紡ぎ出される制度─ある社会の成員によって、ある目的を達成するために正統と認められている了解・合意事項、行動定型、規範・ルール、慣習─を見出し、あるいは制度構築のための環境整備に貢献し、それらを丁寧に繋ぎ合わせて地域大、世界大の秩序形成へと発展、展開させなければならないだろう。それは、環大西洋世界で発展した既知のパラダイムを代替する「アジア環太平洋パラダイム」となるのではなかろうか。

本シリーズは、以上のような展望の下に展開する学問的営為の軌跡を記し、21世紀世界の新秩序を構想することに少しでも寄与することを目指すものである。

2021年2月

村上勇介・三重野文晴

索引

人名索引

    • 青山和夫 45, 51, 57-58, 66, 68, 179-180
    • 井戸豊二 65, 178
    • ヴァリーザ, サルヴァトール 157
    • ウェールズ, ニム 200
    • 衛立煌 108
    • エドワーズ, ドワイト 74-76, 137
    • 汪大捷 40-41
    • 王生 45, 68
    • 岡野進 →野坂参三
    • ガーサイド, ベティス 199
    • 何応欽 50
    • 郭沫若 45, 50
    • 鹿地亘 21, 45-46, 49-51, 57, 67-68, 179, 189, 215
    • 柯台山 62
    • カラム, ルイス 32
    • 姜季辛 169, 184
    • 金元鳳(若山) 62
    • 孔祥熙 137
    • 康天順(大川) 57-58, 150-151, 190
    • 谷正鼎 41
    • 谷正倫 138
    • 呉国楨 170
    • 朱家 98
    • 介石 20, 45, 138, 188
    • ジョンストン, アーチー 106
    • 鄒任之 43-44, 51, 54, 57, 64, 140, 152, 160-161, 189, 198
    • スターリン 77, 91, 93
    • ストロング, トレイシー 74, 106
    • 盛世才 93
    • セン, エルネスト 28-29, 32, 149-164, 197, 203, 210-213, 217
    • ソーヤーズ, マーサ 199
    • 宋美齢 68, 145
    • 戴笠 50, 64, 68
    • チヴェッリ, マリオ 123
    • 陳誠 192
    • デイビス, ダリウス 31, 75
    • 董顕光 62
    • 野坂参三 21
    • ハーリー, パトリック 169-170
    • 馬益祥 42, 103-104, 124
    • 長谷川敏三 54-55, 57, 173, 175, 191
    • バック, パール 199-200
    • 馮玉祥 133
    • 馮乃超 46, 56
    • フォークナー, クロード 200
    • ブッデンブローク, テオドール 138, 194
    • フラッグ, ジェームズ・モンゴメリー 199
    • ブルンナー, クニングンデ 145
    • ベンツ, ニルス・オーネ 28-29, 38, 75, 95-147, 196, 203, 210-213, 216
    • ポット, アントン 110-111
    • マーフィ, ローズ 197
    • マッサ, ピエトロ 109
    • ミッシュ, ピーター 98
    • ミューラー, アンナ 145
    • ムッソリーニ 109, 118
    • モーテンス, ラルフ 134
    • 山田信治 46-49, 64, 160
    • 姚開白 43, 54, 57, 64, 189, 198
    • ラティモア, オーウェン 68
    • リーベンタール, ヴァルター 146
    • 李宗仁 108
    • 劉長祐 42, 163, 174, 187-188
    • 李立柏 64, 152
    • 李烈鈞 43
    • ルース, ヘンリー 199
    • ルイジ, カルツァ 110
    • ワットヴィル, チャールズ・デ 31-32

地名索引

    • アルマトゥイ(アルマ・アタ) 81, 87
    • 安康(陝西省) 122
    • 安西(甘粛省) 85, 88
    • 安寧(雲南省) 145
    • 伊寧(新疆省) →グルジャ
    • ウクライナ 77, 83, 86
    • ウルムチ(新疆省) 82, 89, 91
    • エストニア 82, 205
    • 延安(陝西省) 20
    • オーストリア 79-82, 112
    • 甘粛省 79, 82-83, 85, 88, 90, 138-140, 156
    • 漢中(陝西省) 122-123
    • キエフ 86
    • 南(山東省) 110-112
    • グルジャ(新疆省) 81, 84, 87, 91
    • 桂林(広西省) 45-46
    • 洪江(湖南省) 101
    • 川(河南省) 110-111, 117
    • 黄龍山 75, 132
    • コルカタ(インド) 98
    • 古路(陝西省) 122-123
    • 昆明(雲南省) 67, 98, 144-146, 169, 180, 184, 188, 193, 201
    • 江(湖南省) 101
    • 上海 195-198
    • ジュネーヴ(スイス) 28, 31, 125, 162, 183, 203
    • 常徳(湖南省) 42-44
    • 新疆 80, 89, 92-94
    • 辰渓(湖南省) 43
    • 西安(陝西省) 40-41, 95
    • 成都(四川省) 47, 49, 102, 201
    • 淅川(河南省) 108-114, 116, 119
    • 大沽口(天津市) 195-196
    • チェコスロバキア 82-83, 205
    • 鎮遠(貴州省) 39, 43, 54-63, 142-144, 150
    • 迪化 →ウルムチ
    • テュルキスタン 81
    • 天津 195
    • 天水(甘粛省) 41, 140, 157
    • 内郷(河南省) 108-114
    • 南京 19-20, 183, 196
    • ニューヨーク 28-31, 74-75, 96, 101, 125, 196, 199-200, 203
    • ハルビン 89-90
    • ハンガリー 82
    • 畢節(貴州省) 193
    • 武漢(湖北省) 47
    • ポーランド 82, 86-90
    • 宝鶏(陝西省)41, 103, 124-133, 158-159, 193
    • 北碚 95-100, 140, 142, 146-147, 149, 153-155, 162-164, 197
    • 陽朔(広西省) 95, 100-101, 142
    • 洛陽(河南省) 104-106
    • 略陽(陝西省) 159
    • 蘭州(甘粛省) 76, 79, 83, 85, 88-90, 92, 138-140, 156-157
    • 劉家湾(重慶) 43-45, 140, 152, 156, 159
    • 老河口(湖北省) 119
    • 鹿角郷(重慶) 63, 170, 172-173, 185

事項索引

    • イタリア王国 118
    • ヴァンズバーガー・ミッション 144-145, 193, 209
    • 燕京大学 146
    • 汪精衛政権 20, 74, 183, 209
    • 外交部 22, 28, 37-38, 65, 68, 71, 74, 95, 107, 146, 153-156, 170, 179, 183, 193, 195
    • 華西協合大学 201
    • カトリック 80, 83, 88, 93, 105, 114, 116-118, 120-123, 137-138, 157, 159, 193-194, 225
    • 韓国光復軍 135
    • 韓国独立党 62
    • 「韓台琉僑登記暫行法」 34, 130
    • 皖南事変 41, 50
    • 「玉音放送」 170, 180, 182
    • 行政院 32, 74-75, 95, 102, 137, 153, 162, 167, 193-194, 197
    • 軍政部(軍事委員会) 22, 28, 37-51, 63-68, 140-144, 152-153, 159-160, 177-180, 183, 192-193
    • 軍統(軍事委員会調査統計局) 43, 50-51, 68
    • 結核 52, 59, 150, 153, 161, 177, 190-191, 244-245
    • 更生学園 45-46
    • 「抗戦勝利記念日」 183
    • 国際問題研究所(軍事委員会) 45, 51, 54, 68
    • 国立西北工学院 123
    • 在華日本人反戦革命同盟 →反戦同盟
    • 三民主義 22, 42, 44, 54, 188, 192
    • 江作戦 172
    • 重慶爆撃 48
    • 自由村 64, 152, 160, 177, 189
    • ジュネーヴ条約 19, 23-25, 31, 34, 37, 39, 48-49, 96, 129, 140, 159, 167, 186, 206, 210
    • 新四軍襲撃事件 →皖南事変
    • 政治部(軍事委員会) 44, 46, 49-50, 54, 68
    • 西南聯合大学 98
    • 赤痢 111, 120-122, 153, 161, 244
    • 浙作戦 66
    • 「戦時捕虜規則」 34, 37
    • 「戦陣訓」 24-25
    • ソ連 77-87, 91-94, 181
    • 大韓民国臨時政府 134-135, 178, 185
    • 大腸炎 52, 59, 62
    • 対敵宣伝委員会(国民党中央宣伝部) 54, 62, 184
    • 大同学園 40-41
    • 対日勝利の日(VJ Day) 183
    • 対日文化工作委員会(国民党中央宣伝部) 50-51, 184-185
    • 大陸打通作戦 63
    • 台湾革命同盟 62
    • 台湾人 34, 44, 58, 62, 132, 151, 153, 172, 175, 178, 181, 197
    • チフス 87, 90, 111, 150, 157
    • チャイナコンボイ 98, 196, 201, 205
    • 中央宣伝部(国民党) 37, 54, 62, 64, 67, 76, 177-179, 184, 187
    • 中華民国紅十字会 150
    • 中国共産党 20-21, 24, 123, 174, 179, 200
    • 「中国境内日僑集中管理法」 184
    • 長沙作戦 51, 54, 59
    • 朝鮮義勇隊 45, 134-135
    • 朝鮮人 34, 44-45, 58, 61-62, 105, 130-135, 150, 152-153, 172, 174, 178, 181, 197
    • 「敵国国籍教士集中及保護監視法」 35, 53, 71, 107
    • 「敵国人収容所管理章程」 53, 70
    • 「敵国人民処理条例」(1942年) 35, 53, 184, 205-207
    • 天然痘 49, 150
    • 「ドイツ人帰還法」 195
    • 「ドイツ人処遇法」 167, 193
    • 特務 43, 45, 51, 55, 56, 155, 163
    • 内政部 22, 28, 38, 70-71, 95, 125, 153-154, 193
    • 南京国民政府 34, 204
    • 「日華共同宣言」 20
    • 日本語放送 62, 67, 180, 185
    • 日本人民解放連盟 21
    • 日本民主革命協進会 179
    • 日本民主革命同志会 65-67, 169, 179-180, 182, 192
    • 日本民主同盟会 192
    • 肺病 →結核
    • 博愛村 44-45
    • 反戦(革命)同盟 21, 43-46, 49-51, 55, 57, 62-63, 67-68, 173-174, 177, 180-181, 191, 193
    • ビルマ・ルート 201
    • 武漢作戦 43-44
    • 福音派 116-118, 225
    • プロテスタント 80, 93, 116, 137, 145, 194
    • 米国赤十字社 106, 150, 157, 161
    • 「Hope(希望)」(雑誌) 124-125, 203
    • ポツダム宣言 166, 169, 185-186
    • 「捕虜優待政策」 23-25, 28, 37, 47, 159, 204, 207
    • ボルシェビキ 80, 91-92
    • マラリア 150, 153, 157, 161, 171-172, 244
    • 満洲国 73, 89, 183
    • ユダヤ系 97-98, 146, 154-155
    • リウマチ 111, 129, 150, 244
    • 盧溝橋事変 19, 34, 42, 77, 94, 114, 146, 184
    • 和平村教育隊 173-174
    • 和平村日人民主政治研究会 175, 191
    • 和平村日本民主革命工作隊 174-177, 186
    • 和平村モデル 43, 45, 65, 103, 129, 141, 160, 178